戦車(AFV)模型 車1台分 埼玉県和光市 出張買取

スタッフのコメント

「戦車のプラモデルが大量にあるんですが見に来ていただけませんか」
「大量にあるということですが、ボリュームはどの程度でしょうか。例えばある大きさの部屋に膝くらいまで積んであって床が全部埋まっているとか、90cm×180cmの棚に全部詰めてあるとか。どうでしょう」
「いくつかの部屋に置いてあるんですが、表現のしようが・・・何百個かはあると思います」
「わかりました。スケールはどのようなものが多いでしょうか。例えば1/16とか1/35とか1/48とか」
「ほとんどは1/35になります」

これがすぐに出てくるということは、戦車のプラモデルがわかっているということです。

「ありがとうございます。メーカーはどこのものが多いとかありますか。」
「どれもみな同じような感じですね。タミヤ、ドラゴン、イタレリ等々」
「わかりました。それでは伺わせていただきます」

車を家の前に駐車し、インターホンを鳴らします。
私はこの時が結構好きな瞬間です、どんなものと対面できるのだろうと、期待と不安が入り混じった感じが・・・

ご依頼人と挨拶を済ませ、玄関に通していただくと、廊下にプラモデルが積んでありますが、見た瞬間に勝った・・・と思いました。何にかはよくわかりません。

まずは、全体量を把握するために一通り全部見せていただきます。
玄関には、ドラゴンの戦車が、大量に積まれています。

「それ以外には、こちらの部屋にあります」
と隣の部屋に案内されますが、6畳位の部屋に腰くらいの高さまでプラモデルが積まれて山がいくつもできています。

こちらの部屋には、タミヤ、イタレリ、ドラゴンのフィギュアなどがメーカー別に積まれています。
当店の車で、ちょうどいっぱいになるくらいだなと見当をつけて、査定に入ります。

「ちなみに、この大量のプラモデルは、コツコツと購入していった感じなんですか」
「そうですね、ちょっと仕事でストレスがかかることが多くて、発散のために買っていたら、集まってしまったという感じですね」
「ご自分で作ったりはしないんですか」
「ほとんど作らないですね」
「そうなんですね、すべて手放してしまって大丈夫なんですか」
「ほんとうに取っておきたい数個は残してあります。引っ越しをしなければならなくて荷物も減らさなければならないので」

ということであれば、心置きなく査定することができます。
箱を開けながら査定をしますが、内袋があるものは、ほぼすべて未開封で、デカールやエッチングなども揃っています。イタレリの古いものはデカールがヤケていたり、汚れているものもありますが、問題ありません。
1個ずつ事前にチェックしていただいたようで、欠品があるものは付箋が貼ってあり、わかるようになっています。

結構時間がかかりましたが、査定額をお知らせするとご了承いただけましたので、あとは気合で車に積み込めばミッション終了です。

とりあえず、玄関にあるプラモデルを全部車に積もう。あとは隣の部屋にあるプラモデルを、廊下が一杯になるまで移動し、今度はそれを車へ・・・の繰り返し作戦を実施することにします。

玄関にあるプラモデルを車に積み始めると、ご依頼人が「手伝うよ」と言ってくださり、隣の部屋にあるプラモデルを廊下に持ってきてくれます。「一人でやりますから大丈夫ですよ」とは言いますが、手伝っていただけるのは非常にありがたいです。
プラモデルなので重量はないので、問題ありませんが、個数が多いので移動が何度も発生します。こちらの作業は玄関から車までなので、作業は半分になります。
お手伝いしていただいたおかげで、想定していたよりも短時間で作業を終了することができました。

お手伝いが非常に助かったので、上乗せした金額をお支払いすると
「おおー、ありがとうございます。引越し代の足しにするよ」
と言っていただき、気持ちよく帰路につきました。